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葛飾の会社で「出張美術館」-岡本太郎やルノワールなど名画100点
(2012年02月10日)
上下水工事や関連資材の製造を行う「大盛工業」(葛飾区水元3)で2月11日から、「出張美術館」が開催される。
同企画は大盛工業本社の1階から3階までのフロアを利用し、絵画や陶芸、彫刻などを展示する。真鶴アートミュージアム(神奈川県)と人間国宝美術館(神奈川県)の協力で開く。
同展示は今年1月に第二まこと保育園(埼玉県さいたま市)や、2月2日には函館市立的場中学校(函館市)などで過去2回開催されており、今回で3回目。函館では延べ5500人の来場者を記録した。
企画を担当した真鶴アートミュージアム館主の福田晃子さんは、今回の目的について、「多くの美術品は足を運ばないと作品に出会えない。今回はさいたまや函館の中学校など普段美術館のない場所に、美術に触れる機会の少ない高齢者や子どもたちを対象に行っている。今回をきっかけに美術や芸術に触れてもらい、その楽しさを知ってもらいたい」と話す。
フロアには岡本太郎の彫刻やピカソ、ルノワールの絵画など100点を展示する。展示品に関して「横山大観の掛け軸や洋画、陶芸品など多岐にわたる。少しでも名前の知っている作家の本物の作品に触れて興味を持ってほしい」とも。
企画をサポートし、場所を提供した同社総務部長の工藤実さんは「水元で長く事業を行っているが、地域との交流などが少なく、何か地域への貢献ができないかと考えていたところ、今回の提案があった。水元地域には高齢者や子どもが多く、今回の企画で足を運んでもらい、地域の人のためになれば」と本社を提供した理由を話す。
工藤さん自身も「あまり美術などに触れる機会がなく、今回の移動美術館を体験し、美術品や絵画に興味が湧いた。美術などを敬遠することなく気軽に足を運んでほしい」と地域の学校を中心に、見学を呼び掛ける。
美術展に関しては、「構えることなく、自分の思った通りに見ればいいと思う。目に飛び込んできた衝撃や、じわじわとくる味わいなど人によって感じることは多様。いい美術品に出合うことは恋に近い感覚がある」と福田さん。
期間中、福田さんなどのスタッフが絵画の解説を行う予定。開催時間は10時~16時(最終日の13日は15時まで)。無料。今月13日まで。
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