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葛飾の小学校で震災の現状を伝える特別授業-大船渡小関係者が講演
(2012年01月17日)
葛飾区立白鳥小学校(葛飾区白鳥3)で1月14日、岩手県大船渡市立大船渡小学校関係者を招き特別授業が行われた。
葛飾区は月に一度「葛飾教育の日」とし、土曜日に各校で特別授業を行っている。今回は大船渡小の柏崎正明校長と、佐藤孝哉PTA会長の2人が白鳥小を訪れ被災地の現状を報告した。
朝礼では全校生徒による歌のプレゼントが行われた。柏崎校長は「震災後、流されて亡くなってしまったランドセルを物資として送ってくれたのが最初の縁。その後も大船渡の物産の販売や、(白鳥小学校の)小山信明校長先生が大船渡に来てもらうなど、深い交流ができた。葛飾区に来られて、とてもうれしい」と話す。
当日は5・6年生を対象に、写真を使ったスライドショーで当時の様子と現在の大船渡を紹介した。
震災時、大船渡小では大掃除が行われおり、児童243人は全員校内で作業を行っていた。柏崎校長は当時の様子をつづった小学生の作文を読み上げた。「土煙が舞う大きな津波が学校に押し寄せてきた。児童全員はフェンスをよじ登り高台に逃げた。低学年のフェンスを超えられない児童は先生が介助し、全員が中学校へ避難した」。大船渡小の児童は全員無事が確認されたが、それまでの間、「津波が何度も大船渡を襲い、とても不安で夜も眠れなかった」と胸の内を明かした。
授業が終わり、小山校長は「今日あった経験を、今でなく、5年後・10年後・15年後まで覚えていてほしい。事実を受け止め、今を開拓していくのも勇気の一つ。ぜひみんなには勇気をもった人になってほしい」と高学年児童にメッセージを送った。
授業を受けた小川勇人君(6年)は「東京では想像もつかないことが起こっていると思った。実際の人に会って、テレビで見る地震よりも大変なことが起きていると感じた。自分も大きくなって、困っている人がいたらボランティアなどで助けることができればいいと思った」と振り返る。
柏崎校長は授業終了後、「震災でつながった縁だが、東京と岩手の小学校同士の交流をさらに深めていきたい。今後もお互いがつながる活動を継続していきたい」と話す。
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